絵本専門士・JPIC読書アドバイザーの優有が、絵本と学びと日常をゆるっと綴ります。

ポケットの中の赤ちゃん

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今日は、小学校の図書館で、私が何度も借りて読んだ本を、紹介します。
ここでは、個人的に好きな本ばかりを選んでしまっています。
今回も、よろしければ、少しだけお付き合いください。……

『ポケットの中の赤ちゃん』

宇野和子/作 (講談社)

ママのポケットの中から出て来た女の子、ムーは、夜になると不思議な国に連れて行ってくれます。
なつ子と、ポケットの中の赤ちゃん、ムーの、内緒の冒険。

本当に飽きる程何度も読みました。
天井にある扉をみつけて、二人が一緒に、ないしょの冒険に繰り出す場面は、本当にわくわくしたものでした。
ムーとの別れは、夢の世界が終わってしまうようで、胸がつぶれそうでした。

いま、本が手元になくても、はっきり思い出せます。
私の通っていた、小学校の本棚の片隅に(本当に部屋のいちばんすみっこのいちばん上の本棚の奥に)あった本です。
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当時はいじめられっこな私でしたので、朝も昼も、間の休憩時間も、いつも図書館に入り浸っていました。
かなりの頻度だったので、好きなお話があるあたりの本の棚は、だいたい読みつくしてしまっていました。
薄暗い奥の棚の、一番上の奥の本を取ったらどうなるかな、と何気なく背伸びして取った本が、この本でした。

アマゾンでも、どこでも、いまはもう手に入れられない本になってしまいました。
小学校の図書館に、いまでもあるのでしょうか。
いまでも、一番奥の、本棚にあって、幸運にも見つけた子にとっての、宝物のようなお話になっていたらいいなあ。
この作品のことを想うと、暗く痛い小学校の思い出も、いま、愛おしく思いだせるのです。

↓ 今は売ってないみたいですが、みなさんのコメントがとても素晴らしく、ここに貼っておきたいと思います。

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優有(ゆうゆう)

優有(ゆうゆう)

ブログ運営者の優有(ゆうゆう)です。子どもたちの幸せと育ちを支えたく、『身近な絵本のプロ』として活動中!絵本の読み聞かせや読書会を通して、コミュニケーションの楽しさ、大切さを2010年から伝えています。(絵本専門士・JPIC読書アドバイザー・日本心理学会認定心理士・幼稚園教諭・保育士)愛知県出身・親指シフトユーザー。詳しいプロフィールはこちら。
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