【絵本】かえってきた カエル
この時期になるといそいそと出してくる絵本。
カエル、私はほんとは苦手なのですが、これはたのしそう、と思う。
梅雨とカエルと園のみんなのお話です。……
『かえってきた カエル』
中川ひろたか/作 村上康成/絵 (童心社)
ちいさなカエルを飼うことになった園のみんな。食べ物を、雨の中、さっそく探しに行きます。
カエルのみどりちゃんの可愛さに、つい触って逃がしてしまう、留守番中の園長先生。
どこにいたかというと…。
園長先生が魅力的!
ピーマン村の絵本シリーズの1冊なのですが、
毎回ながら、好奇心いっぱいでおっちょこちょいな、園長先生が素敵。
やってみたいことぜんぶ、してしまいそうな失敗もぜんぶやっちゃう。
子ども目線に立ってくれる存在が常にいるのは、このシリーズの魅力と思います。
読み聞かせでも、わいわい
逃げたみどりちゃんがいたところは、園長先生のおしりのところ。
とてもちいさく描かれているのに、読み聞かせではたいてい誰かが見つけます。すごい。
「あ! いたー!!!」 「どれどれ?」 「わはは」
見つけた子の笑顔、まだ見つけていない子の眉を寄せた顔。
子どもたちの視線が、絵本にぎゅっと集まってきて、
ついつい、じーっくりとみせてしまうページです。
園生活って素敵時間
さいごはみんなで園長先生に飛びかかって捕まえて、おわり。
よくある園での風景? そうかも。
こうやってわいわい過ごすの、園ならではですよね♪ 素敵時間!