絵本専門士・JPIC読書アドバイザーの優有が、絵本と学びと日常をゆるっと綴ります。

【絵本】くっついた

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今日から10月ですね。本格的な秋ですね。
急に寒くなったように思えて、こんな絵本を取り上げたいなと思いました。
くっつく絵本といえば、こちらかな、と。……

『くっついた』

三浦太郎/絵・作 (こぐま社)
この絵本は、私が紹介しなくてもいいのではないかと思うくらい人気があって、みなさんよくご存知な作品なので、取り上げるのを正直ずっと迷っていました。
でも、この絵本をみるたび、読み聞かせ会での親子での反応が素敵なことを思い出すので、やっぱりいいなあと思うのですよ。

ファーストブック(赤ちゃんが生まれてはじめて触れる絵本)に贈られることが多い作品。出産の贈り物にも人気があるのでは。
シンプルな絵と、動物たちが互いにくっつく繰り返しが続く、あかちゃんでも大人でも、誰にでも、まっすぐに届く絵本。
読み聞かせ会でセレクトするたび、こどもたちの笑顔がこぼれるのが微笑ましくって、わたしも親子イベントではよく持って行く絵本の1冊です。

くっつくって、笑顔が増える

なぜでしょうね、この絵本で読み聞かせをすると、くっつくところで、子どもたちの多くはきゃっきゃするのです。
一緒にいるお母さんやお父さんがにこにこ笑顔になったりくっつこうとするからなのか、「くっついた」の言葉の響きが面白いのか、動物がくっつく絵が面白いのか……理由はなんだかわかりませんが、くっつくときゃっきゃします。理由は全部かな。
その顔が、もうなんとも、幸せを運んでくるのですよねえ(*^-^*)
読んでいる私の方が、元気をたくさんもらえます。

みーんなくっついた!

あひる、ぞう、さる……最後は、お母さんだけじゃなくって、お父さんもくっつきます。
以前、片親の子がいるかもしれないから、この絵本はどうなの、という意見を頂いたこともあって、正直読み聞かせに取り上げることを迷ったこともありました。

この絵本から、すきという気持ちや愛情、誰かとくっつくことの心地よさ、一緒にいることのしあわせを感じられる素晴らしさ。
丁寧に伝えていかなくては、と思いました。つくづく、伝える側の心遣いの大切さを感じました。
今は、読み聞かせの最後に「だいすきな人とくっついてみてね」とメッセージを伝えることも多いです。

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大人になって、くっついた! と、誰かと触れ合う機会は、ずいぶんと少なくなりました。
子どもたちの、あのきゃっきゃ笑顔を見ていると、じつはしあわせって、くっついたらすぐ手にはいるような、身近でそばにあるものなのかもしれない……とも思ったり。

↓『くっついた』の他にも、『なーらんだ』『わたしの』も、あわせてどうぞ♪



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優有(ゆうゆう)

優有(ゆうゆう)

ブログ運営者の優有(ゆうゆう)です。子どもたちの幸せと育ちを支えたく、『身近な絵本のプロ』として活動中!絵本の読み聞かせや読書会を通して、コミュニケーションの楽しさ、大切さを2010年から伝えています。(絵本専門士・JPIC読書アドバイザー・日本心理学会認定心理士・幼稚園教諭・保育士)愛知県出身・親指シフトユーザー。詳しいプロフィールはこちら。
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