みどりのふえ
今日はさわやかな風の吹く一日でした。
さわやかというと、思い出すのがこの絵本です。
きれいで、透明感のある、思いやりの世界です。……
『みどりのふえ』
あまんきみこ/作 おぐらひろかず/絵 (フレーベル館)
えっちゃんは、なくしてしまった笛を見つけますが、すでにきつねのこに拾われ大切にされているのを見て、そのまま笛を託します。
動物たちとの楽しげな音楽会や、心の交流がとても美しく、読後はさわやかな気持ちになるのでは。
思いやりのすばらしさを伝えます。
優しく、ほんわか包み込むような絵も素敵です。
春になると連れ出して
これは仕事場で、偶然出会った絵本です。
初対面は倉庫の中での出会いでした。
私は、春になると時々この絵本を連れ出して、読み聞かせをしました。
解き放たれたお話が、するするっと画面から流れ出て、それを聞いてくれている子どもたちの顔も、心なしかほうっと優しい表情になっているようにみえました。
さわやかな春風が吹く日に読みたい
夏が本格的に来る前に、紹介したかった作品です。
よかった。
青空と、さわやかな風が吹く日が来てくれたことに、感謝。