絵本専門士・JPIC読書アドバイザーの優有が、絵本と学びと日常をゆるっと綴ります。

定期購読の絵本ってどうなの?月刊絵本ってこんなにおすすめ。

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月刊絵本ってご存知でしょうか?
もしご存知だとしても、出している所も、種類も様々。ただでさえ絵本はいっぱいあるのに、ますますどこの何を選んでよいかわからなーい! と思われる方もいらっしゃることでしょう。
先日、読書会で一緒だった方から、月刊絵本についておたずねがあったので、ちらっとお話したら、喜んでくださって。この投稿を書いたのも、それがきっかけです。(Kさんに感謝!)
じつは私の絵本好きの原点でもある月刊絵本。今日は、毎月お楽しみが届く、定期購読の月刊絵本についてご紹介します。……

どんなものがあるの? 月刊絵本の種類

月刊絵本といっても、様々なものがあります。大きく分けて、

  • 出版社が出しているもの
  • 書店がセレクトしているもの

に分けられると思います。
絵本は、出版社 → 取次 → 書店 → 消費者の流れで手に届くことが多いのですが、作り手である出版社と、届け手である書店が月刊絵本を出していることが多いです。(出版と書店、両方をあわせもっている会社もあります。)それぞれに、素敵な特徴がありますので、以下におすすめと共に紹介ししていきます。

出版社が出しているもの

  • ラインナップは、その出版社が作っている月刊絵本で構成。
  • 新作。 ※ただし中には、過去人気のあったセレクト本ラインナップのコースもある場合も。
  • 編集段階から、季節や発達段階に合わせて制作。
  • 幼稚園や保育園等、保育現場へ直売。園と家庭をつなぐ役割も。 ※園通しでの購入の他、サイトで購入できるものもあります。
  • 絵本に名前を書く場所がある。
  • 低価格。 ※後に市販化すると、倍~3倍近くの値段になるものも。手軽なお値段♪

市販化前の人気シリーズの新作が届いたり、編集段階から月刊絵本ということで季節や発達段階にそって作られていたり、お財布に優しい値段だったり。作り手の出版社ならではの特徴が、素敵な内容です。巷では、あたりはずれがある、という声もありますが、様々な作品との出会いがあるように編集されていますので、絵の雰囲気も内容も、単に人気だから、喜ぶから、というくくりではなく、様々なものを入れている場合が多いです。その子に、月によって、絵本の内容の、合う、合わない、はありそう。編集段階から偏らないようにバランスをとって作家さんや内容を考えていますので、お子さんにとって、様々なタイプの作品との出会いの環境を作りやすいのも、メリットといえそうです。
ひとつの出版社の中でも、様々な種類(総合絵本、おはなし絵本、科学絵本)や年齢に合わせたシリーズがありますので、育みたい内容によって、選んでみては。

オススメは、
日本で最初の月刊保育絵本、フレーベル館の「キンダーブック」(総合絵本、おはなし絵本、科学絵本)、人気タイトルも多数の福音館書店の「ことものとも」(おはなし絵本、科学絵本)です。

書店がセレクトしているもの

  • ラインナップは、市販絵本中心。
  • 出版社に関係なく、幅広い中からセレクトされることが多い。
  • 絵本を売って来た長年の経験から、作品をセレクト。
  • 持っている絵本がラインナップに入っている場合は、替えてくれる場合もある。
  • 世代を超えて親しむ、ロングセラー絵本を楽しめるセレクトが多い。
  • 発送について、海外もOKな場合が多い。

書店さんのセレクトだと、何といっても、たくさんの出版社の絵本から選ばれていることが一番の特徴だと思います。送り手の大人の方にとって、長く読み継がれてきた馴染みのある作品が選書されている場合も。ロングセラー絵本のセレクトが多いので、いいとこどりできるのも良いのかなと。人気のタイトルもばっちり。パパ向け、や、英語絵本コース等、読み手のニーズに合わせたコースが充実していたり、書店が出している情報誌や会報誌をつけてくれる場合があるのも素敵です。選書の基準は、その書店によって様々なので、見比べてみては。いつも通っている児童書専門店の定期購読を選ぶのも良さそう。お気に入りの書店があれば、ぜひ。

オススメは、
日本で最初の絵本の専門店のメルヘンハウスの「ブッククラブ」、落合恵子さん主宰のクレヨンハウスのブッククラブ「絵本の本棚」、大手絵本サイトの絵本ナビの「絵本クラブ」、国内最大の配本ネットワークの童話館の「ぶっくくらぶ」です。

以上、↑にあげた他にも、月刊絵本はたくさんあります。児童書専門店や絵本の出版社であれば、やっているところも多いので、よろしければ、お好きな所のサイトを、いろいろ見てみてくださいね。

身近に絵本がたくさんある幸せ

定期的に絵本を送ってもらうことで、身近にたくさん絵本がある環境に。毎月プレゼントが届くようなうれしさも味わえます。絵本に親しみを感じることができ、本好きになるきっかけにもなりそう。定期購読をすることで、プロの視点を通したバランスのよい絵本環境を整えることも可能になります。
こちらに、以前本をめぐる環境作りについての話題を詳しく書きましたので、よろしければご覧ください。 → 子どもが読書したくなる、環境作りの3つのポイント
月刊絵本の定期購読、オススメです♪

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自分の絵本であるうれしさ

いま、こんなに絵本が大好きで、絵本に囲まれて過ごしている私ですが、小さい頃とびぬけて絵本が多い環境だったわけではありませんでした。
たまたま、私が通っていた幼稚園では、月刊絵本のキンダーブックを1人1冊ずつ採る取り組みをしていて、園で読んで月末に持ち帰ってきていたのでした。毎月絵本が本棚にたまっていくうれしさ。その絵本たちを、わたしは、何度も何度もとりだしては、飽きもせずに繰り返し読んでいました。
何より嬉しかったのは、後ろに名前を書ける部分があったことです。兄弟も多く(4人です)、家では母親は自分一人の母ではないという思いがどこかにあり、園でも引っ込み思案だったことでなかなか先生に思いを伝えられず、「みんなの先生」だと感じていました。でも、絵本は、大好きな先生が、私のために名前を書いてくれたのでした。友だちのものでもなく、兄のものでもなく、「私の」絵本でした。安心して、園や家で、想いを刻み込むことができました。絵本の存在をとても身近に感じました。

月刊絵本からもらったもの

私の絵本好き、本好きのきっかけは、月刊絵本によるものです。
今でもすべて、残しています。関わってくれたであろう、たくさんの人たちに、今でもとても感謝しているのです。
一年の区切りに、原点に戻りたくて。今日は、月刊絵本の話題を書いてみたかったのです。
新しい年も引き続きブログを書いています。少しでも、ここでも書くことで、来てくださった方におもてなしができたら。これからも見に来てもらえたら、とても嬉しいです。2016年もよろしくお願い致します(*^-^*)



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優有(ゆうゆう)

優有(ゆうゆう)

ブログ運営者の優有(ゆうゆう)です。子どもたちの幸せと育ちを支えたく、『身近な絵本のプロ』として活動中!絵本の読み聞かせや読書会を通して、コミュニケーションの楽しさ、大切さを2010年から伝えています。(絵本専門士・JPIC読書アドバイザー・日本心理学会認定心理士・幼稚園教諭・保育士)愛知県出身・親指シフトユーザー。詳しいプロフィールはこちら。
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